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作品詳細

ISBN:978-4-7576-0859-7 C3381
こだいぶんがくげんごのけんきゅう
研究叢書491 古代文学言語の研究
定価(税込): ¥14,040
表紙 著作者よみ いといみちひろ 
著者名 糸井通浩 著 著書検索
出版社 和泉書院 近刊 新刊
発売日 2018年01月25日
ジャンル 文法
判型A5/568頁
平安王朝の散文学・韻文学を対象に、古代の語法・文法の本義を追究。自発の助動詞「る・らる」の「可能」への用法拡張、時の助動詞「き」「けり」及び完了の助動詞の本義、接続語「かくて」「さて」の文脈形成上の働き、同格助詞「の」の構文的機能などについて論じ、また古代和歌にみる文法や修辞が、いかに和歌言説を形成する上で機能しているかを追う。
〈姉妹編『「語り」言説の研究』(研究叢書492)同時刊行〉

目次
凡例
前編 語法・文法研究
〔一〕不可能の自覚――語りと副詞「え」の用法
〔二〕「き・けり」論
 1 古代和歌における助動詞「き」の表現性
 2 『源氏物語』と助動詞「き」――事態の時間的順序との関係
 3 中古の助動詞「き」「けり」と視点
 4 『古今集』詞書の「けり」――文体論的研究
〔三〕王朝女流日記の表現機構――その視点と過去・完了の助動詞
〔四〕『枕草子』の語法
 1 類聚章段と「時」の助動詞
 2 日記章段と「時」の助動詞
 3 随想章段にみる「時」の認識と叙述法
 4 『枕草子』の語法一つ――連体接「なり」の場合
〔五〕文脈を形成する語法
 1 中古文学と接続語――「かくて」「さて」を中心に
 2 文と文の連接――文章論的考察
〔六〕人物提示の存在文と同格準体句――『宇治拾遺物語』を中心に

中編 散文体と韻文体と
〔一〕勅撰和歌集の詞書――「よめる」「よみ侍りける」の表現価値
〔二〕助動詞の複合「ならむ」「なるらむ」――散文体と韻文体と
〔三〕かな散文と和歌表現――発想・表現の位相

後編 和歌言語の研究
〔一〕『古今集』の文法――和歌の表現機構と構文論的考察
〔二〕『新古今集』の文法――和歌の構造と構文論
〔三〕和歌解釈と文法――語法と構文を中心に
〔四〕和歌の発想と修辞
 1 和歌の「見立て・比喩」
 2 短歌第三句の機能
 3 和歌表現の史的展開――引用と集団性
〔五〕〈うた〉の言説と解釈
 1 『万葉集』巻八山部赤人春雑歌の性格
 2 「なりけり」構文――平安朝和歌文体序説
 3 「難波江の芦間に宿る月」の歌――勅撰和歌集名歌評釈
 4 『梁塵秘抄』三九八番歌――「男をしせぬ人」「むろまちわたり」など
 5 「ながむ・ながめ」考――「もの思ひ」の歌

キーワード索引(用語・事項/作品・文献)

著者略歴
一九三八年生、京都府出身。京都大学文学部卒。日本語学・古典文学専攻。国公立の高校教員(国語)を経て、京都教育大学・龍谷大学名誉教授。主な共編著:『後拾遺和歌集総索引』、『小倉百人一首の言語空間―和歌表現史論の構想―』、『物語の方法―語りの意味論―』、『王朝物語のしぐさとことば』、『日本語表現学を学ぶ人のために』、『国語教育を学ぶ人のために』、『京都学の企て』、『京都学を楽しむ』、『京都地名語源辞典』、『地名が語る京都の歴史』など、及び専著:『日本語論の構築』ほか。

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